浄化された身体づくりをハーブをもって寄り添えたら…
しばらくぶりの更新になりますが、こちらは前々回の続きになります。
“浄化”というと少しスピリチュアルな感覚がしますが””浄血”というと、身体の中に起きる具体的な変化をイメージ出来ると思います。
私はアレルギーの緩和や美肌、PMSや妊活などの御相談をお受けした際に『浄血のハーブ』を必ず用います。それは血液の門番と言われる”ネトル”です。
ドイツではデトックスに使われるハーブでもあり、体内に溜まった老廃物を排出するためのハーブとして有名です。
しかも排出のみではなく、カルシウムやビタミン、葉酸、鉄分なども含むため栄養補給や貧血対策にも使うことが出来ます。
ネトルはイラクサ科のハーブで和名をセイヨウイラクサと呼ぶのですが「刺草(イラクサ)」と書くのは、葉の表面に細い刺(とげ)が一面にあり、素手で触ってしまうと激痛が走ることからです。
わたしも何度か痛みや痒みに襲われたことがありますが、これがまた不思議なことに、乾燥させてお湯を注いでハーブティーとして飲むと効能は逆になります。
つまり痒みを鎮める作用になるのです。(そのためアトピーや花粉症の緩和にも用いられます)
近年は栄養が豊富な野菜として日本でもネトルを育てる農家さんが増えましたので、もしもフレッシュなネトルに出会えた時は手袋なしでは触らないように気をつけて下さいね。
そしてネトルにはポリフェノールの一種「クロロゲン酸」も含まれ、抗酸化作用も高く、 免疫バランスのアップも期待が出来るので日常生活に取り入れるハーブとして常備したいハーブのひとつです。
ただ、味わいについては豊富なミネラル分があることから、わたしは磯の香り(青海苔etc.)のような風味を感じます。※個人の感想です
飲みにくい場合は日本茶とも相性がいいですし、あとはレモンマートルなど香りの爽やかなハーブとのブレンドもおすすめです。