ナチュロパシー

植物療法は古代人が始めた世界最古の「自然療法」と言われています。

ハーブは古来から食品の風味づけや臭み消し、保存のためにも利用されていましたが、医学が発達していない時代には抗菌力をはじめとする薬効成分により感染症対策や心身の不調を和らげるためにも「薬草」として使われていました。

そこからゆっくりとハーブのチカラというものが認められていきます。先日お話した古代エジプトではピラミッド建設に携わった人々には強壮としてハーブが配られたり、ケガを治療するためのハーブガーデン(今で言う薬局みたいなかんじですね)があったといわれています。

そしてローマ時代になるとさらに薬草の研究が進み、次第にひとつの医学として体系化されていきます。

ちなみにテルマエ・ロマエの映画でも登場しますが古代ローマ市民といえば大のお風呂好き。浴場では垢すりも存在し、すでにハーブを利用してマッサージもされていました。ハーブのエキスを利用した美容用のパックもあったそうです。医学だけでなく美容にも利用されるハーブの可能性はまさに無限です。

そして古代ギリシア時代については「医学の祖 ヒポクラテス」が400種ものハーブを用いて治療を始めていくのでメディカルハーブの歴史を紐解くには重要な時代になります。個人的には深く追いたい「医学の祖 ヒポクラテス」なので、また次回彼についてはお話しますね。今宵はここまで。

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ひらいひろみ