いったん歴史のおはなしをおやすみして、先日収穫に立ち会った蝶豆花のおはなしを。
無農薬の蝶豆花を摘み取らせていただきました。
それは遠目には朝顔にも見えますが、近づくと壺状にも見える愛らしくも美しいお花です。
こちらで言う蝶豆花とは数年前から日本でも目にする機会が増えたバタフライピーのことです。
原産国はタイになりますが、今は日本でも気候が当てはまれば美しい花を咲かせることのできる多年生植物です。
蝶豆花は暑い地域で生きる人々を支えるべく、とても優れた薬効成分を持ち備えています。
例えばブルーベリーなどと同じ抗酸化物質ポリフェノールの一種「アントシアニン(健康や美容の維持に有効な成分)」は一般的な植物の10倍以上含有していると言われています。
その他にも血小板凝固抑制作用を持つことから、血をさらさらにしたり、目が疲れた時や血の巡りを求める時などにも染み渡るくらい心地よいハーブのひとつです。
また、檸檬などの酸をくわえるとブルーからピンクにふわっと変わる色の変化も癒しの時間となってくれる素敵なハーブです。
こんなふうに植物の力を使って人間の持っている自然治癒力に働きかけて、心身の調子を整えようとする植物療法の世界のおはなしもこちらではしていきたいとおもっています。